なだ

碁盤斬りのなだのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
4.3
シアター内で江戸時代を感じられる様な演出が凄かった。
当時の照明(蝋燭の火)がいかに薄暗かったか。
町のシーンは物売りや生活音が劇場を包み込む臨場感。

白石和彌監督はこの江戸時代を舞台に「清廉潔白」な男、柳田格之進(草彅剛)を多面的にストーリーに組み込んでゆく。
藩を追われた男の仇討ちだけのストーリーでなく面白い展開に満足でした。

『死にいたる病』では榛村(阿部サダヲ)が徹底した悪を表現していたが、果たして今作での本当の悪人は誰なのか?
もしかしていないのではないかと思ってしまった。

ケチな両替商の旦那(國村隼)が格之進とマブダチになる所が良いなぁ😆
市川正親の碁会所親分の貫禄に拍手👏何歳になってもイッチはすごい役者ですね。

囲碁がわかればもっと面白かったのかも〜💦
なだ

なだ