なだ

ジガルタンダ・ダブルXのなだのレビュー・感想・評価

ジガルタンダ・ダブルX(2023年製作の映画)
4.0
ギャングの隠し撮り映画を撮っていたら見つかってしまいギャングと映画を撮ることに…
の粗筋を聞いてむちゃ観たくなった「ジガルタンダ」1が都合付かず2作目ダブルXを新文芸坐さんで。

1を観ていなくても大丈夫でしたが、かなりの骨太作品。
ギャングと映画監督の組合わせはたぶん一緒なのかな?

新人警官のキルバイが冤罪をかけられ犯罪者に。権力を振りかざす警視に脅されギャンクの親分を暗殺するため映画を撮影する体で親分シーザーに近づく。

政治汚職と警察癒着、象の密猟、村民への差別虐待とハードな展開。

拳銃と映画を武器にして社会問題に豪快に斬り込んでいる。

親分のシーザーが構える拳銃に対して映画監督のレイ(キルバイ)がカメラを構えて対峙する構図がめちゃめちゃカッコいい😆
「ペンは剣より強し」な感じに好感。そして心に来るセリフの数々。
クリント・イーストウッドへのリスペクトもあり。




監督役キルバイの偽名レイ・ダースが巨匠サタジット・レイから引用していたのでびっくり。「大地のうた」も観たいですが手段が難しい🤔
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