三樹夫

ヴァチカンのエクソシストの三樹夫のレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.7
いわくつきの修道院で少年が悪魔に憑かれ、バチカンよりエクソシストが派遣される。ただこのエクソシストが、呪文唱えるより悪魔ぶん殴った方が早いんじゃねというような異様にガタイのいいおっさん。演じるはラッセル・クロウで見た目は悪魔VS人間界の悪魔みたいな構図だが、このエクソシストのおっさんは常に軽口をたたき、原付で現場に現れるフットワークの軽いおっさんとなっている。モデルとなった神父の写真が最後出てくるが、お茶目な人だったんだろうなという写真であった。

話はポンポン進み、少年が悪魔に憑かれたとなるとすぐラッセル・クロウが原付でやってくるというようにテンポが良い。悪魔憑きの98%は精神疾患というスタンスで、まずは病院にかかるという流れ推奨なのだが、まずは病気を疑い病院にかかる→悪魔憑きやん、お祓いの出番やというようにポンポン話が進む。
基本エクソシストシリーズオマージュで、病院での検査のシーンの圧迫感は『エクソシスト』を思わせるし、天井にヤモリみたいに上っていくのも、あっ!これ『エクソシスト3』で観たやつとなる。
悪魔が結構パワー系の悪魔で、やたらに人が吹っ飛ぶ。結構な肉体言語っぷりにラッセル・クロウと結局はどつき合いで決着をつけるのかと思い、ラッセル・クロウがキャスティングされているわけもどつき合い祓魔を見せる為なのかと思うほど、やたらラッセル・クロウのガタイがパンパン。
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