ベルリン国際映画祭にて。
1979年にディスコで知り合ったメイとジョンを軸に、2000年代までのクラブとそこで繰り広げられるいかがわしい出来事、社会の変遷を描いてた。
後に観たベルトラン・ボネロ「The Beast」と同じ原作だった(ヘンリー・ジェームズ「ジャングルの猛獣」)、その他にも過去に映画化されていた。
アナイス・ドゥムースティエが相変わらず可愛いが、トム・メルシエの「何か内面に抱えてそう」な演技がいい。彼は『シノムニズ』で見て以来だけど、二面性とか繊細さとか怒りと苦悩あるキャラクターにハマるような気がする。
ベアトリス・ダルはナイトクラブのマネージャー？セキュリティ？で怪しげな存在感放ちながら二人の変化を見つめていて、ナレーション的な役割も。
違う時期、違う場所で出会えば素敵なラブストーリーになりそうだが、この二人は時代に逆らいながら逆らいきれない自分達に苛立ちクラブで踊り社会を斜に構えて見つめる。鬱積した何かが爆発しそうな雰囲気。
