BROOK

法廷遊戯のBROOKのレビュー・感想・評価

法廷遊戯(2023年製作の映画)
3.5
鑑賞日:2023年11月15日
パンフレット:850円


有罪か、無罪か、冤罪か――?


原作未読。

こういう作品、、、結構好き!
ではあるんだけど…若干展開の強引さがあったことは否めず。
ツッコミどころもあるし、説明が足りない部分もあったりと(汗)

キャスト陣では、杉咲花さんの演技が”いろいろ”と凄かったです。
彼女、こういう役も出来るんですねー。


映画は、駅のホームの階段で男性と女子高生が転落するシーンから始まります。

と、このシーンがのちのち非常に重要になってくる。


清義の通うロースクールでは馨を中心に”無辜ゲーム”なるものが開催されていた。

藤方のスマホの画面が割れた一件について無辜ゲームが開かれるも、犯人の犯行を立証することは出来ず。


そんなある日、ロースクールに通う清義の”過去”が暴かれてしまう。
児童養護施設で清義が事件を起こし逮捕されたというもので…

清義は無辜ゲームを開いてもらい、自分の過去を晒した犯人を暴く。
犯人は藤方で、写真はロッカーに入っていたもので、対面でのお金の受け渡しもなかったと告白。

同じ施設出身の美鈴も脅迫されるようになり…
清義と美鈴は、何者からか依頼され、彼女の部屋を盗聴していた沼田と発見するも、逃げられてしまう。

それから、嫌がらせはなくなり…

2年後…
弁護士となった清義に、久しぶりに無辜ゲームの開催を知らせる連絡が馨から入る。

指定された時刻に開催場所に向かうと、心臓にナイフが突き刺さった馨を見つけ、傍には血だらけの美鈴が立っているのだった…。


予告編からは想像出来ないような展開となっていて、予告編はかなりミスリードだったようにも思う♪
予告編からだと模擬裁判がメイン?って考えていたが、実際はがっつり裁判劇となっていました。


でもって、重要になってくるのが冒頭のシーン…
多くを語るとネタバレになってしまうが、この一件が”事件”の発端となっています。

にしても、後出しで次から次へといろいろなことが繋がってくるので、
そういうことだったのかー!!の連続でした。

全ては駅のホームの階段で…
グイッ…


さすが、大学在学中に司法試験に合格しただけはあるね!ってね♪
でも、いつ気付いて、いつから”計画”を立てていたの?と、気にはなりました。
その辺りの映像が欲しかったな…。


結局のところ、清義、美鈴、司法制度…それぞれに突き刺さる”決着”がついたという感じでしょうか。


展開的にはちょっと予想がついてしまうものの、
最後まで楽しめる作品になっていました♪
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