”心霊蟲”とか、”かしげ病”とか、731部隊の人体実験らしきものとか、オカルト的に100%現実に無いとは言い切れない不気味さがあり、かなり面白い世界観が出来上がっている
シャワーの時の首の傷と、序盤で主人公が服用していた薬、何か関係あるんだろうなという気はしていたが、結局、最後までどういう方向に持っていくのか全く想像がつかず、めちゃくちゃ面白かった
あの浴衣の人から渡された首からぶら下げる珠は、たぶんカイロスの時計だと思う
映像的には、カメラが揺れたり、焦点がぼやけたりする演出が不気味さをほどよく醸し出していて、ホラー漫画と少女漫画の中間みたいな主人公のキャラデザや、キャラクターを形成する淡い色使いなんかもよかった、ただ、声が小さくて聞き取りづらい部分があるのがマイナス点
『アムリタの饗宴』の方を先に見てしまったが、変わった団地が舞台で蟲が出てくる部分が同じ、それぞれの作品で登場人物が違うので、どっちから見ても楽しめるんじゃないかと思う