〖TALK TO ME トーク・トゥ・ミー〗（映画/オーストラリア/2022）
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『2年前の母の死と向き合えずにいる高校生ミアは、友人からSNSで話題の「90秒憑依チャレンジ」に誘われ、気晴らしに参加してみることに。それは呪われているという“手”のかたちをした置物を握って「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊が憑依するというもので、その“手”は必ず90秒以内に離さなければならないというルールがあった。強烈なスリルと快感にのめり込みチャレンジを繰り返すミアたちだったが、メンバーの1人にミアの亡き母が憑依してしまい……』
今年最後のしょうこvsA24。たぶん最後。
行こうかどうしようか迷って、ロアさん確か観てたなと感想を薄目で読みにいき、観ることを決意。こんなクリスマスイブにひとりで映画行くのどうかなーと思ったけど、私がチケット取った時は端っこから1人ずつみたいな感じの埋まり方しててオタク信頼できるな〜と思った。
あと最近初週を逃すともう観る気無くしがち。
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・ラストまで喋る
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面白かった！
もっと低予算ぽいかなって期待してなかったのもあるけど久しぶりにA24と分かり合えた。90分ぐらいの短め映画ではあるけどけっこうぎっしりで緩急の『急』多めな感じ。
冒頭のお兄さんがパーティーに弟探しにきてドラッグとかでおかしくなったんかなっていう雰囲気だったのにいきなり刺されてしかも弟も自分の頭ぶっ刺していきなり死んじゃったっていう掴みからこれ好きって思った。
ジャンプスケアはそんなになくて（なくはないけど）じぐじぐと嫌と怖いの気持ちになって、たまにイデーーー！ってなる。
主人公のミアがほんと無責任で自分勝手で私悪くないもんって言ってどうしようもないんだけど、仲間にうざがられてるのはちょっと可哀想だったけど、それでなにもかもめちゃくちゃになり特に救われないの大好物すぎた。
そうだ、目が全部黒くなるタイプの怖いやつなのもよかった。
ミアの演技もすごいけど、ライリーがかなりすごくなかった？最初に机とかに頭がんがんぶつけるとこも凄かったし病院でタイル割れるぐらい頭ぶつけるとことかすごかった。
あと悪霊ぽい人とかライリーもだけど、特殊メイク班めっちゃめっちゃがんばってた。
これラストどこにもって行くんだろって全然予想できなくて、お母さんと和解？和解はしてるか、真相解明的な（結局お父さんに殺されたの？本当に自殺ってか薬物の過剰摂取だったの？）やつか、ライリーを助けにいってハッピーエンドか、と思ってたらバーンと死んで自分が悪霊じゃないけど呼ばれる側になるっていうの、すごいよかった。
そうやって考えたらお父さんも殺したしライリーは助かったっぽいしミアの自業自得でそこは制裁されてよかったね。
犬に口ベロベロされるのと悪霊に足をチュパチュパされるのはかなりウワーだった。
これって監督がYouTuberなんだっけ。
YouTuberを毛嫌いしてるので、どうかなと思ったけどちゃんとしっかり面白かったので私が嫌いなのは日本のYouTuberだけかも。
始まった瞬間はノリが若すぎてついていけないか？と思ったけど大丈夫だった。あの何でもかんでも動画に撮り、軽薄で無責任な感じが「アア〜そんなことしたらだめだヨォ〜」とハラハラを増長してくれた。
冬のグッドホラームービーでした。
最近ホラー映画でしか心が動かない、もう死にかけてるよ心が。
（165/劇場鑑賞85）
