クリ

ティーンエイジ・パパラッチのクリのレビュー・感想・評価

3.4
エイドリアンはセレブでありながら、あえて根無し草の立場を選ぶことにより、パパラッチをただ批判するのではなく「こういう仕事、あなたはどう思いますか」と提起してくる
パパラッチがいたから有名になれたセレブもいるから文句を言える立場じゃない、という考えは非常に面白く、セレブたちをただ不憫に見ていた見方が変わった
同時に、パパラッチに追われることを、そういう当たり前のような状況に馴染むか馴染まないかで人が知れるという、セレブたちの一種義務のようなものとして描いていたのも面白い

オースティンは初め、パパラッチとしてどのように過ごし、どのように活動しているのかが写されるが、時間が経つにつれ、子供としての彼のあり方に焦点があたっていく
パパラッチとしてではなく、一人の人間を描いていたのは評価されるべき
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