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ドミノのadeamのレビュー・感想・評価

ドミノ(2023年製作の映画)
2.0
ロバート・ロドリゲスのSFサイキックサスペンス。
娘を何者かに連れ去られた過去に苦しむ刑事が人を催眠状態にして操る男に遭遇し、手がかりを求めて追跡する物語です。
70〜80年代の超能力ものにありがちな設定とシリアスな展開はロドリゲスらしからぬ印象を初め受けましたが、真相が明らかになるに連れ家族の絆がテーマになっていくあたりにちゃんとらしさが出ていましたし、家族ぐるみでの制作も微笑ましく感じました。
話の進みが速すぎて雑に感じなくもないですが、コンパクトな尺に収めた潔さは評価して良いと思います。
ウィリアム・フィクナーの強者感が良かっただけに終盤もっと活躍して欲しかったですし、クライマックスで主人公がニンマリと見守るだけなのは物足りなかったです。
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