貧しい黒人少年二人が、それぞれNBA選手を目指して高校、大学へと進んでいく姿を追ったドキュメンタリー。
貧困から脱出するためにも、アーサー・エージーとウィリアム・ゲーツの二人は、人生をバスケットに賭けざるをえなかった。困難に幾度となくぶつかりながらもバスケットを続けた四年間を記録した。
黒人スラムや、名門校のスポーツ奨学金の矛盾、黒人低所得層の家庭の崩壊など、深刻な社会問題を織り込みつつ、スポーツをめぐる成功と挫折のアメリカン・ドリームの真実の姿を浮き上がらせる。当初はテレビ用の30分の短編としてスタートした企画を、8年の歳月をへて169分の長編として完成させた。
ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録、日本では95年山形国際ドキュメンタリー映画祭でも上映された。📌2005