映画館で観ていて
身体がブルっと震える瞬間って
それほどあるわけでなくて
本作のクライマックスで
それが訪れて結末わかってるのに
ちょっと泣いてしまいました。
黒柳徹子さんが今になって
続編を刊行したり
この映画の制作に全力を注ぐのは
今の世の中に伝えておきたい
という気持ちがより一層強くなっている
からなのでしょうか。
可愛らしく柔らかいタッチの絵で
平和な時代が繊細かつおおらかに
ダイナミックに描かれているからこそ
戦争へと変わっていく
その忍びより方や変貌にヒヤリとしました。
小林先生の子供たちとの接し方、
見守り方、教育の大切さ、自由や自立心など
この作品は子どもたちよりむしろ
大人たちに観てもらいたいと思います。
昔のこと、ではなく今に通じる
怖さと優しさの詰まった作品です。
