このレビューはネタバレを含みます
個人的には児童書のノリが苦手で刺さらなかったが、戦時中を生きた方の記憶と経験を後世に伝える映画としてはとても良い作品だった。
アニメーションもキャラデザは個性的だが、演出には独特の雰囲気が出ていて目新しかった。
トットちゃんの明るい日常のふとした所に戦争を予感させる違和感が散りばめられていて、戦争をしているんだと気付かされる。
戦争が始まると徴兵、配給、疎開と明るかった日常が一変し、最終的には違和感が世の中全てを飲み込み、それが当たり前になってしまう戦争の恐ろしさが嫌というほど伝わってきた。
2024 184