邦画の大作だし、笑って泣けて勉強にもなると評判だし、絶対に外さない作品だろうなぁと思って鑑賞したものの見事に撃沈。これは意外にも賛否が分かれる作品かも。
最初に体内に入って行くシーンで、膨大な数の細胞をとんでもない数の人間で演じている様子を俯瞰で捉えたショットは壮観。しかし以降は、入って来た細菌役を白血球役の佐藤健が殺して回るという、同じような出来事の繰り返しが多く、すぐに飽きてしまいます。永野芽郁さんも美人ではあるものの終始「白血球さーん!」としか言っていないような単調なお芝居で魅力が半減していました。各々の細胞をキャラクター化して人間が演じるというアイディアも、もっと一捻り二捻りしないと100分以上も面白さが持続する物では無かったです。
事前の予想とは違い、笑うことも泣くこともなく、勉強になるような医療知識ももちろん得られない、やや残念な一本でした。不謹慎ながら後日配信されてから見れば十分だったように感じました。