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SAND LANDの70のネタバレレビュー・内容・結末

SAND LAND(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

考察とか難しいこと考えずにただ作品を楽しむことができた、これは記憶の限り小5ぶりの感覚でとても興奮した!それもこれも良くも悪くもレビューに散見される「ストーリーの明快さ」が功を奏した結果なのではないだろうか…それによりキャラの魅力もより一層際立っていたように感じる…愛さざるを得ないキャラの連続でした、そんな具合に己に潜在する小学生の自我を存分に引き摺り出されたものだから語彙力が著しく低下しているのだが、作品にはとにかく「そういうのだいすき!!!!」が詰まっていた、俗に言う胸熱展開、特にアレ将軍には何度もそう思わされた、私がアレ将軍の夢女になるのはもはや時間の問題なのだ、きっと多くの人々のフェチズムをくすぐるであろう、もっと言うとこれを熱いと思う感覚、生活で会得したというよりは人間に根源的に備わってるんじゃ無いかとさえ思ってしまった、いや流石に戯言か、そして随所にクスッとする部分が散りばめられていたけど一番笑ったのは虫人間がベルゼを攻撃するシーン、緻密な開発を経たであろう上にめちゃくちゃメカニックな見た目をしているのに皆でベルゼを取り囲んで集団で蹴りを入れていたのが余りにも人間的で面白過ぎた…誤解の生じぬよう言うと行為自体を笑った訳では無くギャップにやられました(ベルゼ、笑ってごめんな、絶対勝てると信じてたからだよ)、私の中で勝手に『SAND LAND最強番付』を考えたところスイマーズの山王工業河田弟(またも勝手な認識)の持つ武器が食い込んでくるのもまた一興、「ダムを破壊するのはお前だったのか…泳いでいいぞ」って気持ちになった、また打って変わって意表をつかれたといえばゼウが第二形態(?)となり突如として「じじいの脛」を見せられたシーン、その刹那、何故かヒュンと切なくなった、今に考えても「許せる」ところがみつからないんだけども視覚的に弱いところ見せられたら謎に堪えた、人間の性なのか…?触れずにはいられぬ大塚明夫(サタン)使いの贅沢さたるや、父に頼らずに戦ったベルゼは天晴れだけれども続編を期待してもよろしいでしょうか…
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