70さんの映画レビュー・感想・評価

70

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.9

すずめへ
「お前が始めた物語だろ」

自分が唯一よかったと感じたのはあの東日本大震災を想起させるノートのシーンの表現、「よかった」という言葉を用いると誤解を招いてしまいそうだがしっかりと恐怖を感じたの
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

3.9

余りにも余りにも余りにも冒頭シーンが大好き過ぎる、勝手にこの映画のサビだと思ってる、「A Pure Person」聴きながらなりきりヴィッキーしない人なんて存在するのか…?と思うぐらいには林強の音楽好>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

随所に挿入されるビルの灯りと優しい音楽が印象的だった、自分のことを少し振り返ると激鬱の新卒時代、自分より何回り上でも角が取れずまるで可塑性のない人々の機嫌に左右されながら無理難題を迫られる毎日、定時に>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

その道の先生曰く、保護の描写が「厳密に言えば〜」というところがちらほらあったみたいだけど、「支援が本当に必要な人に届かない様」をまざまざと見せつけられる点では良作だと思います、保護課はある意味国と困窮>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

印象に残ったシーンはメッセージで思いがすれ違ってしまった(聡実くんの意図しない伝わり方をした)シーン、わかり過ぎる種類の感情がドッと込み上げてきて一番心が揺れた、そして綾野剛の立ち姿が天晴れ過ぎる、人>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ネビルロングボトムが10点貰ったところでどうしようもなく『ハリーポッター』が大好きになってしまった、そして取り急ぎスネイプ先生への謝り方が知りたい、疑ってすみませんでした

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.9

作品に影響されやすい私が中高生でこの作品に出会っていたら…という想像をしたがそもそも私という人間は自分でも嫌気がさすぐらいには規範性が強く圧倒的にキャメロン寄りなので無意識にキャメロン軸で物語を追って>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

2023映画納め!ほっこり感動ムービーかと思いきや作者の意図しているであろうリードに引き込まれてずっとひやひやした、後でまとめる

正欲(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

現代の賛否あるトレンドや社会問題のようなものがもりもりで終始息苦しかった、消化不良でふわっとした感想しか書けない…「価値観が変わった」という表現はしばしば乱用され作品を一気に陳腐なものにしてしまう気が>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.4

チャプター構成から『RRR』、イッヌの出演から『ジョン・ウィック』、圧倒的生命力からその両者を感じる映画だった、戦時下においては専ら擁護される存在である女性たちがかっこよく描かれてたりと書きたい視点が>>続きを読む

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.5

絶対に良作なのに脳内の大半がもうすぐ始まる実習への不安に覆われていて内容が入ってこなかった…必ずや再視聴

SAND LAND(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

考察とか難しいこと考えずにただ作品を楽しむことができた、これは記憶の限り小5ぶりの感覚でとても興奮した!それもこれも良くも悪くもレビューに散見される「ストーリーの明快さ」が功を奏した結果なのではないだ>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.5

自分が大切にしてきた界隈にぽっと出の他に色々持ってる人が入ってきた時の何となく嫌な気持ちやそう思ってしまう自分への嫌悪感、わかる感情だった

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.0

原作は全く知らず視聴、悪い大人なのできゃぴ子と地味子の百合展開に期待してしまいました、サブキャラのストーリーの方が好みだったな、光がとても美しい映画だった

怪物(2023年製作の映画)

4.9

すぐに感想がまとまらないこの感覚、良作に出会った時のそれだ、後でまとめる

RRR(2022年製作の映画)

4.0

かれこれ一週間脳内の半分以上をRRRに占有されており、残りの部分で思考生活を営んでおります、最初からずっとクライマックスみたいなシーンの連続で「いやはや3時間あっという間だよとは聞いていたが…」と何度>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「中絶」した主人公と「産後うつ」の雇い主を軸に「プアホワイト」「黒人差別」「同性愛者への偏見」等々とにかく多種多様な問題がリアルな日常にじわっと描かれていた、それにも関わらず重くなり過ぎないところに監>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.7

2022年映画納め、これだけ気合い入れて鑑賞した作品は初めてだ、桜木の回想での予習してきたシーンの連続にもっと泣くべきところはあったかもしれないけど一番グッときた、久しぶりの固唾を飲む体験、帰り道初め>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

題材はとても重いけど物語としては思いの外シリアスさを感じなかった、絶対に続かないであろう幸せを見るのは辛いな、万引き家族がチラついた

20世紀のキミ(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ユジョンちゃんの可愛さをこれでもかというほど堪能できるのでそれだけで価値がある、ウノの死因は視聴者の想像に任せますなのか、唐突な展開に戸惑った、ラブコメかと思いきやこんなにも「韓国映画」なんて

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

必ずしも結婚は善ではないし離婚は悪ではない、一点の曇りのない人間はいないんだなと、口論を見ているのが苦痛ではなかったと言うと嘘になるけど嫌いではない映画だった、ラストシーンを見て二人が一緒にいてほしい>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.8

大好きな作品を劇場で観られる日が来るとは…配信あるしBlu-rayも持ってるけどやっぱり堪らんな…閑散とした劇場で「California Dreamin’」と「夢中人」を大音量で聴けて感情がぐわ〜って>>続きを読む

最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.8

他人には他人の地獄があってどれほど歩み寄ろうと全てを理解することは不可能であるという前提を常に忘れず生きていきたい

旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)

4.1

ジーンズは関係なく起こり得たという帰着がものすごくよかった、個人的にはティビーのパートが好きだった、ベイリーからめちゃくちゃ大切なことを教わった、いいことばかりじゃないけどこんな劇的な高校生の夏休みに>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.2

セス最っっっ高!!!!結婚だわ!!!!セスみたいなことしたら陰湿な嫌がらせに遭ってもおかしくないと思ってしまうのだがそこは「作品」なのか、ミッチェルとかヴィヴィアンの両親とかちょっと不完全燃焼だけど概>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

評価がよかったから期待大だったけど全く刺さらなかった…ラスト爆売れ大ヒットにならなかったのが唯一の救いだった…

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.8

終戦記念日が近づくと何に突き動かされてか戦争モノに触れようと思いになる、小学校の戦争学習ぐらいから戦争ドラマが放送されれば必ず観るぐらいの熱量があったが「ハクソー・リッジ」って沖縄の地を指していたのか>>続きを読む

君と一緒に過ごした夏(2022年製作の映画)

3.9

今年もとびきりのサマームービーを探していた、真面目な子が一歩踏み出す系好きだな、元妻と現妻が理性的に話しているシーンがすごく良かった、捻りもなく楽な気持ちで観られるちょうどいい映画

君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

3.2

何故か主題歌を先に聴いていて凄い好きだなと思っていたけど映画には曲に感じたほどの切なさや繊細さが欠けていた気がする、宿舎抜け出すシーンとか『いまを生きる』を感じた、台詞の中にも出てきたけど関係ないのか>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

取りこぼさないように注意を払ったらめちゃくちゃ疲れた〜〜!フェミニズムに関心があるので母親たちについての話が印象に残っている

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.9

ネイディーンを観て猛烈なむず痒さを覚えた私は完全にそちら側の人間、絶対先生好きになっちゃうじゃん、一番信頼できる距離感だった

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

悲劇の連続なのかと思って身構えてしまっていた、尤も当時の暴力と恐怖は相当なものだったと思うけど作品としては哀愁なんかも感じた、何故だかオムニバス映画を観た後のような視聴後感に包まれている、じいちゃんと>>続きを読む

ジョシュア: 大国に抗った少年(2017年製作の映画)

4.1

恥ずかしながらアグネスチョウのことは知っていたがジョシュアウォンは知らなかった…ドンピシャ同世代…そして正直香港でのデモによって成し遂げられたことについても…国民教育の義務化の撤回、自分が如何に利害に>>続きを読む

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