もしもあの時...
人は生きて行くうちに何度も人生の岐路に立つ
それは自らが大きな決断をしなければならないこともあればそうせざるを得なかったことも。
今作はピアニストを目指す17歳のジュリアの人生における様々な選択肢が描かれている🎹✨
いくつもの違った人生が絡み合って進んでいくストーリー
複雑なようでシンプルな描き方をすることで別の人生を歩んだとしてもその違いは紙一重のようにも感じられる✨
彼女の様々な人生から感じたことは、たとえどのような人生を歩んだとしても結局はプラスマイナス0なんだということでした
自分の置かれた環境で精一杯生きていれば自ずと自分を肯定し、自分を愛することができるのではないでしょうか
喜怒哀楽の全てを味わい尽くした人生のラストには何が待っているのだろうか...
80歳のジュリアに訪れたあるシーンに私は号泣してしまいました
全く予想だにしていなかったから
キャスト、構成、脚本、カメラワークどれをとっても素晴らしい作品でした✨
劇伴として使われる数々のクラシック音楽がそれぞれのシーンに完璧なまでにマッチしている素晴らしさ🎼✨
17歳から80歳までの様々な人生のジュリアを演じた33歳のルー・ドゥ・ラージュさんの素晴らしい演技に拍手を送りたいです✨✨✨
コンクールで入賞するための演奏についてジュリアが悩んでいたことは私にも経験があります。
次から次へとコンクールばかり受けていると"音楽"が"音が苦"になってしまいそうでした💦
私にとってフルートとの出会いが人生最大の岐路になったのだと思います。
初めてフルートを手に取った瞬間のことは今でもはっきり覚えています。
それは希望に満ちた光に包まれた瞬間でした✨