千里

ネクスト・ゴール・ウィンズの千里のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

タイカ・ワイティティ監督最新作ということで勿論鑑賞。サッカーワールドカップ予選で0-31という点差で負けた米領サモアの実話を基にした作品。"どん底に居ても諦めなければ幸せになれる"という強いメッセージ性が感じられるタイカ監督らしい楽しく温かな映画だった。

娘を亡くしたことから妻と別居し、プロのサッカー監督としての仕事も上手くいかなくなった主人公と、0-31という驚異的な点差で敗北した落ちこぼれの米領サモアチームの面々たちが、お互いに足りないものを補い合いながら共に努力し絆を深め、人生において大切なことを共に学んでいく。ど直球で気持ちが良い。

前作「ソー : ラブ&サンダー」ではややコミカルに振りすぎたところが色々言われていた印象だが、本作の合間に挟まれるコミカルさは内容を加味してちょうど良い塩梅だったと思う。

主人公がマイケル・ファスベンダーさんだったことをEDロール見て初めて気づくという、、役者さんて凄いなって。
千里

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