もやし

白鍵と黒鍵の間にのもやしのレビュー・感想・評価

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)
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イコライザーも見たかったけど一応気になっていた本作をチェック。

予告編を見ても大まかなストーリーが全くわからない映画って稀だと思うんだけど、まさにその映画がそれで、なのにスコアが高めという。そりゃ気になる。
絶対ミニシアター向けだと思う笑 何でシネコンでやってんだ笑 客4人しかいなかったぞ笑


実際真面目に最後まで見たけど、予告編と同じくとても難解で、安易に言い換えれば意味わかんなかった笑

設定としては本格的ジャズピアニストを目指すがくすぶっている若者と、新宿を牛耳っているヤクザの会長お抱えのかなり技術の高いピアニストを何故か同じ俳優さんが演じているというもの。

くすぶっていた状態からヤクザのお抱えになって3年経ったということになっているが、今と3年前の時間軸が混ざって一本の物語になっている。

皆さんのレビューを読んでいて、主人公は二重人格だ、とする感想をいくつか見たけど、私個人としてはそれは違うと思う。
それだと矛盾する部分が多すぎる。

たぶん2つの並行世界があって、それがクロスオーバーしながら物語の線を作ってるのかなと思った。

物語自体は一本なので、ある意味ではとても味わい深く、ともすれば不気味で、最終的には感動的な話になっている。

和製リンチみたいな感じ?笑
いや違うか笑 あの人のは何本もの線が絡み合ってグルグル回るもんな笑

でも映画としてすごく作り込まれてるのは確かです。
深く考え、深い後味が残る作品がお望みなら最適かと思われます。


あの1980年代の新宿の感じ(見たことないけど)と、そこで流れるクラブの音楽と、全編ほぼ夜なのが雰囲気出てたなあ。
もやし

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