あれ？正直そんなに期待せず観たんだけどかなり面白かったぞ…。
なんでこんなに点数低いんだ…？
ワンシチュエーションスリラーで、リーアム・ニーソンが車に乗って降りるまで！潔い！
「車から降りたら爆発する」という荒唐無稽な設定を、冒頭の爆発で観客に分からせて、2回目の爆発でリーアム・ニーソンと子供たちに分からせるっていう、上手さ。
気づいたらアクション俳優になっていたリーアム・ニーソンが、派手なアクションはせずにその限られた車内での緊迫感を醸し出す演技で、演技派の面目躍如。うまい…。
中盤での爆発からのリーアム・ニーソンの怒り爆発顔、むちゃくちゃ痺れた。
爆発？そんなもん知らねえよ！俺の○○○に傷つけやがって！と爆走する父リーアムに、同じく父である私も激しく感情移入。この犯人、マジで許さん…。
もうそんな感じで本作にドライブ出来ているので、終盤でまた走り出すリーアムに頑張れ！リーアム！と心からエールを送ってしまった。
カメラワークもツボを抑えて感じだし、ベルリンのひんやりした街並みもかなり好み。
主人公の切迫した状況に呼応した劇伴も良かった。
なんだ、良いところだらけじゃないか。
この分かってる感じ、リーアムとよく組む職人監督ジャウム・コレット＝セラっぽいなぁと思ったら、プロデュースに名を連ねていてすごく納得！
