お金に執着し稼ぐことだけが生きがいのヘンリー・シュガー。ある日彼は奇妙な本に描かれていた力を得ようと修行を始め、わずか数年で会得してしまう。その力を持ってギャンブルに繰り出したものの…
お金を求めた男が邪な気持ちで挑んだ修行で真の生きがいを見つける物語。
ストーリーはまるで森見登美彦作品のように軽妙な語りで、セットは舞台のようにコロコロと変わり、セリフは戯曲のように「～が〇〇と言った」という独特な演出が加えられた本作。40分という短い時間も相まって映画とは別のコンテンツを観ている感覚！
ストーリーはよくありがちなお金持ちがひょんなことから始めた出来事をきっかけに人生の生きがいを見つけるというもの。主人公の抱える問題と目的そして最終的なゴールが整理されており、上記の独特な演出にも関わらずスっと頭の中に入ってくる。
