このレビューはネタバレを含みます
ウェス・アンダーソン短編4部作、配信された順番は本作が最初らしいが、そうとは知らずラストの4作品目として鑑賞。ただ、他の作品に比べ上映時間が長いため、シリーズの最後にガッツリこの一連の世界観を味わえたという点では、この鑑賞順にして正解だった気もする。
超ざっくり言うと、金の亡者がイカサマするために精神修行したら拝金主義から解脱した話。
他の3作品に比べ場面展開が多く、それゆえにシリーズ特有のユニークな演出がより際立っており、映像としてだけでも十分楽しく観ていられる。はじめは違和感があった説明的な早口台詞も気付いたらクセになってしまっていた。
こんな作品もあるんだなーと自分の中での引き出しが増えた感覚。