順慶

私がやりましたの順慶のレビュー・感想・評価

私がやりました(2023年製作の映画)
3.8
テンポがあって、ユーモアもあって、キレがあって、オシャレな作品でした。

1935年のフランス。
映画プロデューサーのモンフェランが殺害された。
容疑をかけられたのは、新人女優のマドレーヌ。
マドレーヌは新人の女性弁護士ポーリーヌと同居している。金がなく、家賃を滞納している。
そこに殺人の容疑である。

それを逆手にとって、裁判に挑む。タイトルの意味はここにある。すごいかけ引き。

女性の権利が弱いことで、同情も集めるふたり。見事に犯人の座を勝ちとった。
こんなサクセスストーリーもあるんだと感心。
みんな幸せになっていく展開もうまい。

回想シーンや想像のシーンは、モノクロになるのもオシャレ。
オープニングと呼応しているのは、舞台の上というのもオシャレ。

弁護士ポーリーヌの同性愛者の視線もさりげなくていい。
順慶

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