めっちゃ世代のはずなのに、何故か北野映画、劇場初鑑賞。
ちょっと登場人物多過ぎで話が散漫な印象があったが、概ね楽しめた。
役者がみんな良かった。
なかでも、加瀬亮の信長の魔王感たるや….
劇中の信長は尾張弁丸出しですごい迫力。
帰省中のため名古屋の映画館で観たので変な臨場感があった笑。
幼い頃、名古屋に住んでた僕にも分からないレベルのキツい訛りのせいで、輪をかけて話の通じないやべー奴感が出てた。
なぜ秀吉が信長より年寄りなんだ⁈とか初めは気になったが、キャラクターがそれぞれハマっていたので途中から違和感は消えた。
秀吉・秀長・黒田官兵衛のトリオの絶妙なすっとボケ感と、その裏返しの冷徹さに笑されつつもゾッとした。
途中、完全にアドリブでたけしが暴走して大森南朋がほんとに困ってるように「兄者…」という下りが面白かった。
個人的には、実在した信長の家臣の黒人侍、弥助がめっちゃ出てきてアガッた。
弥助に加えて服部半蔵ほか、忍びの者がカッコよくて海外受けしそう!とも思った。
武士同士の男色については、もっと掘り下げていき、いっそメインテーマにしたら、さらに凄い作品になったのでは?!