すーど

キリエのうたのすーどのネタバレレビュー・内容・結末

キリエのうた(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読で鑑賞。


映像は今回も岩井監督らしい画作りだなと思います。

監督が仙台出身ということもあってか、舞台の一つに仙台や石巻があり、東日本大震災の描写があります。注意が必要な方もいるかもしれません。


アイナ・ジ・エンドの歌や踊りが良いですね。

オフィシャルホームページを見ていると、「映画音楽」という表記がされてます。全編を通じで音楽がないところが殆ど無いような気がします。懐メロも結構ある。

新宿で撮影されているシーンが多く、フェスの会場は以前の職場の目の前にあった新宿中央公園だったので懐かしい気持ちに。


岩井俊二監督の作品、自分的には、映像的な美しさでビビッと来るシーンが大体どの作品にもあるんですが、今回は、物語終盤で出てきました。広瀬すずが演じるイッコが、キリエのライブにお花を買って向かう途中に男に刺されて倒れた後に、もう一度立ち上がり会場に向かうシーンですね。そういやイッコが結婚詐欺師というのは回収されなかったような気がしますが、4代目はスナックのママでこそないけど結婚詐欺師…。


あと他のシーンでは、早朝の新宿駅で久しぶりにキリエとイッコが再会した後、旅に出て砂浜でライブをやるシーン。あのシーンも良かった。余談ですが、趣味でサーフからのショアジギングをやっている自分としては、お、これはもしかして仙台サーフなのか?と少し気になりました。あの広大な砂浜はなんとなく仙台サーフのような気がしましたが、、、千葉の平砂浦とは大きさが違うなぁとか、本当にどうでも良いことも頭をよぎりました。


3時間なのでもう一回見るかと言われるとちょっと腰が重いですが、上に述べたシーンはまた見たいし、何より「音楽映画」なんですよ、映画館の音響とスクリーンで見たほうがいい。なので2回目もありかなと思います。
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