あさ

キリエのうたのあさのレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
2.0
※震災表現注意、があるならば、
※性暴力表現注意
出しませんかね。私は本当に死にたくなっちゃったので。危ないです、ほんとうに。過去一心臓がバクバクしてた。前者は喚起があったから身構えてたけど、前半から嫌な予感すごくて三回くらい離席考えたしマジで体調悪くなった。描く題材について、どこまでその恐ろしさを描くべきかという是非って難しいな。本当の恐ろしさを再現することも表現の出来ることだし、ただそれは凄く受け手に対しても攻撃であって…。本当に私たちが見たいものなのだろうか。これはハード面、ソフト面どちらに対しても感じたこと。女性を売りにする仕事に抵抗した彼女の末路も、あの恐ろしい場面も、女性の立場を描くシーンがあれど、カメラや場面場面の露出にどうしても男性視線を感じてしまって更なる不快感。いや勿論現場には女性あれと思うけど。フェミだの言われてしまいそうだけど、本当に感じてしまうの。あとウィッグするなら眉マスカラとかしない?わかるよ、パパ活やら立ちんぼやら最近マジで性の消費がライトなの。そこに警鐘鳴らすのは分かるが、これは完全にジジイの説教リベンジにしか見えない。黙って自己犠牲も厭わないルカが神聖で、みたいな若干の処女崇拝に近い何かを感じて更に反吐。

ルカは歌うことで、ステージでキリエになった。彼女を介して夏彦は懺悔する。多分イッコは、ルカのことがどうでもいい。夏彦に言われたから友達になった程度に思える。でもルカはイッコがいるから歌ってる。彼女が消えても待つし、彼女の罪を消すためなら何だってしてしまう危うさがある。すれ違う矢印は何となく面白みがあるのだが、結論、岩井俊二の性癖だなという所にしか行き着かない。疲れたッ!結構無理だわ!
あさ

あさ