HAL9000

キリエのうたのHAL9000のレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
4.0
ツボった。
群像劇だし詰め込みすぎでとっ散らかってるし、面白いから面白くないかで言えば面白くないけど、

好き。

途中何度かなぜかわからないけど涙腺にきた。

この作品、面白さで錬成されてるのではなくて、エモさで錬成されているので、ハマらない人にはとことんハマらないし、ハマる人にはハマるタイプだと思う。

途中で、それは要らなくない?ってシーンあるし、最後の方も余計だし(海のシーンで終わりでええよ)、贅肉削ぎ落としたらもっと化けるのでは?

三つの時代を同時進行で交互に進める感じの作りでね。
かと言って、最後に収束…は一応するけど、それぞれの時代をちょっと盛り過ぎかなー。
広瀬すずちゃんがやってた役は10年前なら石原さとみさんが演ってそうね。

主人公はキリエ(路花)ではあるけど、僕的にはお兄さんのほうなんよね。
そう思った時に涙腺が…

好きなセリフは
「あなたはよく寝るねぇ 私はもう(目が)覚めちゃったよ」
上手いなーって思った。
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