くまこ

キリエのうたのくまこのネタバレレビュー・内容・結末

キリエのうた(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

予告からはまったく想像のつかない結構衝撃的な内容だった。
良いな〜と思うシーンとそうでないシーンどちらもはっきりあって、評価し難い。

【好きだったところ】
・るかの子役、矢山花ちゃんがすんばらしい。存在感、まばたきの感じに引き込まれる。そしてかわいい。そしてそして、歌がうますぎる。あのくらいのちっちゃい子ってあんなに低音を安定して歌えたっけ?夏彦がキリエの実家に行った時に、るかが歌ったシーンは本当にびっくりした。口パクで誰かのうた当ててるのかと疑うレベル。逸材現る。これからも注目したい!
矢山花ちゃんの歌が本当に良くて、エンドソングで矢山花ちゃんの歌声が流れてめっちゃテンション上がった。嬉しかった。ありがとうございます!天才!

・広瀬すずがとにかく美しい。なんかようわからんけど、同じ時代に生きてて良かったと思うほど好き。

・アイナジエンドの歌声はかなり説得力があった。歌声で人々を黙らせるほどの存在を描いたものを実写化するのってかなり難しいと思うし、例えば「BECK」では歌唱シーンは無音だった。でもアイナジエンドの歌声は本当に痺れた。アイナジエンドにしかできない役で、アイナジエンドがいないと実写化できなかった。



【好きじゃなかったところ】
・自分が騙されていたと気づいた男性がアイナを襲うシーン。本当に申し訳ないが、あの2人では画力が持たなかった。あの俳優さんの起用はリアルさが表現できてたけど、今回はそのリアルさが本当に気持ち悪くて、あのシーンをつくるのであれば、もっと存在感のある俳優を使って欲しかった。ここにこそ大物使ってや。

・地震が起きたシーン。あれ下着姿である必要あったの?わざわざ風呂に入らせるの、変な癖にしか思えなかった。自分だったら逃げられるように必死に服着る気がするんだけど、全然服着ないのも違和感だった。

・キリエ役はアイナジエンドじゃない方にしてほしかった。成長したるかの顔を見て夏彦が泣き崩れるシーン。あれはおんなじ顔であるからこそ伝わったんだけど、たしかにあのシーンだけでいえばキリエもアイナジエンドなのが正解なんだけど。でも気持ち悪さの方が強かったんだよなぁ。いくら姉妹でもあんなに同じ顔なわけないし、キリエちゃんがシンプルにちょっと怖い。原作的にもそうなのかな?あの独特な雰囲気が不気味だった……。

・イッコが結婚詐欺師になった過程を少しでも描いて欲しかった。

【どちらでもないところ】
・江口洋介、吉瀬美智子ら突然の大物俳優たちの登場笑笑。それもその一場面のみ笑笑
でも、ちょうど半ばくらい?で目が覚めた。
そのため?笑

・一瞬映る人たちにちょいちょい有名人使ってるのあれなに?笑
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