このレビューはネタバレを含みます
岩井俊二監督らしさがそこかしこにありました
景色がとても美しい…
特に冬景色
オープニングのキリエとまおりがまっさらな雪に倒れ込むシーン
アイナが歌うオフコースの『さよなら』
胸に沁みる歌声
キリエの歌が素晴らしく
アイナの歌はライブに行くほど好きで
そこはもう大満足でした
3時間も長くは感じませんでした
ただ…
男には頼らず母と違った生き方を選んだはずのまおり
数年後にキリエが出会ったイッコ(まおり)は結婚詐欺まがいの事をして生きている
結局そういう生き方をせざるを得なかったこと
姉を演ずるアイナが夏彦に電話をする前にきれいにしなくちゃとお風呂に入る前に下着姿になったところで大地震が発生
身体を綺麗にしてから電話するという謎の行動???もだけど、下着姿になる必要性感じなかった
キリエを救ってくれたフミがとても素敵な女性だっただけに、その後の彼女も知りたかった
と。。。
これまでの岩井監督作品との既視感を感じる部分もあり、令和になって女の子たちはどう描かれるのだろうと思ったけれど…
やっぱり監督らしいなぁと
ちょっと思ったりもしました
女の子たちがわちゃわちゃしてて
かわいくて…儚げで…
キリエは歌をとおして
強く生きて欲しい
そう思ってしまう作品でした