このレビューはネタバレを含みます
時々やってくる台湾の白色テロもの。事実ベースらしいので、けっこう真面目な作り。というのも白色テロと言えば「返校」を思い出してしまい。娯楽ホラーを想起してしまう。
女性たちの家族や恋愛、国に翻弄される思想について、自分が当時もしそういう境遇だったら、と考えると同情はもちろんするのだが、なんか思想強制施設での生活描写が、厳しい場面もあり、緩い場面もあり(異性としゃべるなと言いつつ、堂々としゃべってる場面もいくつもあり、そんな男女分けておきながら、同地域で思想教育してたら、若い男女ならそりゃ多かれ少なかれ盛るでしょ。)、なんかいまいちどの程度の厳格さのある施設なのかが伝わってこなくて、気持ちも入り込めなかった。どこまでがセーフでどこまでがアウトなの?と戸惑いながらみてしまった。
厳さんが、アカとか思想的な縛りはなく、人間誰しも大切にすべきという基本的人権を尊重する姿に惹かれる。キリスト教礼賛?
陳萍は真っ赤なドレスで共産党カラー?なんて心配になったり。
日本語も国語(華語)も微妙に発音が独特で、彼女らは閔南語が唯一流暢ってこと?
この当時は公用語としても、また国語教育もまだまだ整備されてなかったのかな?
最後浜辺で同窓会的な集まりあったけど、いまはみんな幸せに暮らしているということ?