きたー、金延幸子だー、この良さをわかるなんて、ヴェンダース、センスいいー、と思いながら観ていて、曲名はわからなかったので、エンドロールで確かめよう、と悠長に思っていたら、エンドロールは英文で、曲も多くて、判明しませんでした。全編日本語だから、邦画の気分でみてたけど、外国映画だったんですよね。よくまぁ、こんな、日本の内側に入って。東京のトイレも、見たことないデザイナーズみたいなの多くてびっくり。トイレ掃除にはほんとに頭がさがる。あそこまで丁寧ではなくとも、きちんと掃除してくださる方が公衆トイレに限らず、オフィスビルや商業ビルなど、大勢いらっしゃることで、美しさが成り立っている。今の刹那の奇跡だと思う。同じようなシーンの繰り返しも、さざなみのように少しずつ形と意味を変え、重ねることで、テーマにせまっていく。たくさん重ねられる音楽のよう。会社帰りに、夜の上映をゆっくりみるのは、非常に良い時間だった。
金延幸子の曲は、「青い魚」でした。アルバム「み空」に入ってるって。紙ジャケCD引っ張り出して聴こう。
