このレビューはネタバレを含みます
気がついたら年が明けていました。
こちらは昨年12月に鑑賞していました。
俳優 役所広司の至高の一品。
【PERFECT DAYS】
監督はヴィム・ヴェンダース。
フレコミは"こんなふうに生きていけたなら"
舞台は東京の渋谷で、トイレ清掃員として働く平山さんの日々をみせてくれるんだけど。
その毎日がとっても素敵✨
朝はアラームとかじゃなくて、近所のおばあさんが、ホウキで履く音で目覚め、身支度してから植木に水やって、自販機でBOSSを買ったら、車でカセットテープでお気に入りの音楽を聴きながら出勤。
ややウザい同僚の柄本時生がいい感じ😊
仕事が終わると銭湯にいって、全身ウォッシュ❗
夜になると『お帰りなさい』なんつってくれる駅地下の角打ち屋さんでお酒をのんで。。
夜は読書をして寝る。みたいな…。
私が書いてると別に面白くもなんともなさそうなんだけど😅
それがヴェンダースマジックよ。
ほぼ台詞のない役所広司の演技と、音楽。映像。彼と関わる人々との会話劇。
街中にいるホームレスとか。
時々挿入される木漏れ日。
主人公の平山さんが、みる景色や人々にシビれるッ❗
特にシビれたのは石川さゆりちゃんかもしんない。あんなお店もいいわね。
突然の彼女の歌声は素敵なプレゼントの様でした。
主人公の平山さんが。なぜトイレ清掃員をしているのか、語られなかったけど、途中で姪っ子と、それを迎えに、運転手付きの車で迎えに来る妹のシーンがあるので、想像が膨らみました😊
カンヌ国際映画祭では男優賞+人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞したんだってね。
いやぁ。噂どおり
お見事でした。