このレビューはネタバレを含みます
トイレ清掃員の平山。
家族も友人も無く、淡々と日々を過ごしているが、その淡々とした日々には彼の拘りが沢山散りばめられていて、とても丁寧に日々を過ごしている事がすぐに分かる。
一見唯の変人の様に見える平山は、誰よりもトイレ清掃を丁寧に行い、魂を込めてトイレ清掃をしている。どんなに綺麗にしても、すぐに汚れてしまうのにー
何の変化も無い、何の意味も無い事などこの世には存在はしない。同じ木漏れ日は無いし、同じ日々も無いのだ。
何も変わらないなんて、そんなことあるはすがない、影が重なれば必ず濃くなるはずだ、と平山は信じて今日も生きているのだからー