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PERFECT DAYSのpeachicpaのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.5
すごくよかった。
じーーん…わり、音と繰り返し、光と影、古いものと新しいもの、人と人、夢と朝、懐古と回顧。

何か大きなことが起きるわけでもなく、
穏やかな平山の目線、いいと思ったもの、目が行くもの、あまり多くを語らず大きく表に出さない彼の中の、じんわり出てしまう表情、小さくも大きなもの。
ビクターに似てるかも、気持ちがわかるってこと、そんな姪っ子の言葉があったが、
平山さんの気持ちがあーわかる!というわけではない中しみじみとシンパシーを感じていて、口元がつられる。
最後はなぜか目が潤んだ、ラストシーン。

The house of the rising sun の日本語訳の歌は初めて聴いたな…個人的にママの恋愛模様はこの映画の中で一番いらないかな、と(平山のちょっと人間くさいとこが見えて嫌だったのか?)思ったけど、影鬼からの噛み締める感じは少し良い。

はっきり話すとびっくりするくらいの平山。全く話さず進行するのかな?それもいいな。と思ったくらい。

平山は人が好きなんだな。
古本屋のおばちゃんの初出は奇妙だと思ったが、2度目はすごくいいと思った不思議。

知ってる場所がたくさん出てきたが、渋谷のトイレのプロジェクトは知らなかった。
ちょっと見たことないところも気になる。

知ってる歌が多いがサントラが欲しい。カセットで?プレイヤーがない…(Sportifyで聴いてる帰り道。あるよ。皮肉)
パンフレットが売り切れ…


追記
2.1に映画の日で初めて観て、3.1の映画の日に観る映画でもこちらを選んで2度目を。
繰り返される日々の数を数えてしまう。
平山さんのお休みはちゃんと5日おきにある。
12日目の朝で終わり。
(数はどうでもいいけど)
1度目に観た後、代々木八幡エリアはよく行くので八幡宮にも改めて寄って、映画が撮られたところをまじまじと見に行くミーハー。
(フィルムカメラで下から木を撮るまでしてしまった)

やはり良い映画だなあ。ラストシーンは何が起こるでもないけど圧巻。記憶に残るラストシーン。
1回目で売り切れていて買えなかったパンフレットが買えた!
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