PERFECT DAYSのやまけのレビュー・感想・評価

この作品の特色は、「平山」という鏡に映った自分の姿を見た観客が、自分自身への理解を深められる点にあると思った。

他人との交流や外部からもたらされる刺激を重んじる人は強い拒否感を抱くし、自分の大切なものを理解してひたすらそれを守り続けたい人は強い憧れを抱くだろう。

私は圧倒的に後者で、平山の生き方が自分の理想とあまりにも合致しすぎていたので、この作品を称賛することで自分の内面が開示されてしまうのではないか、という恐怖すら感じた。