この日々を"PERFECT DAYS"と呼ぶのなら、何かを崩し消費するだけの私の日々は"IMPERFECT DAYS"なのだと思う。
少し前は見えたかもしれない木々の隙間から見える僅かな木漏れ日の違いが、今の私には分からない。見上げることすらしてないかもしれない。
いつも何か物足りないと思っているのに、この"ほとんど"平らな日々が懐かしくて、羨ましくて、心地よくて、私の本音が目からポロポロと落ちていく。本当は、刺激なんかいらないんでしょう、小さな出会いと別れ、ほんの少しの寂しさと苛つき、一つずつ増えていくマルとバツ、語らないことが許される時間、アンタが本当に求めているのはそういうことでしょう。過激で刺激的な生活をしている私なのに、生きている実感がない。
影は、重なった時きっと濃くなるんだと思う。そしてその濃度には差があるはず。でも、もうそんなの、どうでも良くて。
何も変わらない日々の中にある小さな出会いと変化。ああ、私にも日常が始まる朝が毎日やってきますように。そうは言いつつ、明日もまた真新しくしようとしてしまうのだろう。
