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PERFECT DAYSのcorouigleのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.1
見事いとしきお尻…ならぬ
素晴らしきトイレ

59/293=
まさかの.201

こんな、全く知らないような作品が
フォロワーさんの2割越えを果たされているとは…

ノーマークでした

素晴らしき
そして愛おしき
THE TOKYO TOILETでした🚻🚾🚽

トイレは場合によっては観光誘致に
使える

東京のトイレはともすれば
世界一とも言えるかもしれない

正確さから「世界一」と形容される
「日本の鉄道」同様、
世界に誇る日本文化

ここにあり

余韻が凄いので
2024.3.6追記
~~~~~~~~~~~~
カンヌで男優賞…とのこと…

初めてのヴィム・ヴェンダース

「ベルリン天使の詩」
「ブエナビスタソシアルクラブ」

名前は知っていても
機会には恵まれなかった

特にそれ以上の鑑賞理由は生まれなかった

今回は何だろう

舞い降りた映画鑑賞の機会を
失いたくなかった

他に観たい作品がなかった

話題作とは知っていた
皆さんのレビューでも見かけていた

役所広司は好きだった
どんな映画か全く分からなかった

フォローさせて頂いている皆さんの評価が思ったよりも好意的なものだった

詳しいレビュー内容や中身に触れぬまま私は
鑑賞に臨んだ

事前の予告で「日本アカデミー賞まもなく発表」とある

本作も出て来る
ひぇぇ

そんな作品を鑑賞しようとしている

私にとっては稀なことだ
他にゴジラもノミネートしている

私が新作ゴジラを鑑賞している
これもまた稀なことだ

ここ最近のフィルマークス様
あるいはXTwitterにより
皆さんの映画愛により

映画サークルのようなものに
気持ち的には参加している
紛れもなくその中にいる

だから鑑賞本数も
方向性もまるで違うものになっている

~~

諸行無常
千変万化
川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず

私は映画に哲学も求めているのかもしれない

この世に生を受け
ありがたいことに40数年生きることが
出来、またこれからも生かしてもらう中で私の考えはこれからも変わり続けるのだと思う

役所広司が、
また好きになった

樹木希林の「あん」を思い出した
※(お別れの会で上映されたとのこと)

素晴らしい日本だった

世界に誇るトイレだった

「深夜食堂」を観ているかのような

「ワイルドスピードX3 東京ドリフト」を観ているかのような
(似たような木造家屋が登場する)

普段、意識をしない
「自分と異なる人の人生」に
たっぷり付き合った

かかる音楽に違和感を感じつつも
ヴィム・ヴェンダースだもんな、とか
勝手に思い直し

人生を改めて考えた

自分向きの映画ではあった

確かに階層は存在する

階層から脱出したければ
勉強
努力
イヤなことをクリアした上で
勝利、
「職」を得なければならない

別に職じゃなくても
「財」でもいいけど

トイレは綺麗に使いたい

私の親しき友だちはかつて言った

「その環境を見るにはトイレを見るのがいい」
と。
「その環境を代表するものが、トイレ🚻」

なのだと

汚いところのトイレは汚い

こんなにユニークなトイレが

東京には沢山ある

最低な人もこの世には多くいるが
(私含めて)
この世は思ったよりも素晴らしい

~~

義理の父も同じくらい寡黙だ

わけあってうちとは距離があるが
私は再び詰めたいとも思った

本作に感謝したい
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