このレビューはネタバレを含みます
これは微妙…。
東京の公衆トイレの清掃員のおじさんの生態と一定のルーティンがやや崩されていく所をユーモラスに描いた作品。
良いのは役所さんくらいであとの演者の演技力も微妙で、何より全体の演出がかなり奇妙な感じを受けた。エキストラ一人ひとりの動きとかセリフも不自然さが目について悪目立ちしてるところも多かった。
脚本も特にどうということも起きない。たぶんドキュメンタリー風の作りになっていると思うのだけど、それにしては演出が不自然すぎるのでコンセプトと演出がコンフリクトしている印象だ。
日本人女性が数年ぶりに現れた夫に対してハグするかね?こういうズレが随所にあるということ。
役所さん演じる清掃員平山はかなりこだわりが強く、愛すべきキャラクターなのは伝わってきたが、あまりにも同じようなシーンの繰り返しで、食傷気味だった。
映画としてはどうにもなってないように感じるが、東京のトイレや街並みの魅力を伝えるプロモーション映像にはなっているとは思う。