ドイツの名匠ヴィム・ベンダースが送る
東京とトイレとある男の物語
STORY
東京・渋谷のトイレの清掃員として働く平山。同じ音楽、同じ本、同じ店。淡々と同じ毎日を繰り返しているようで、小さな変化に溢れている。
まるでファンタジーのような孤高の1人生活。喜びも悲しみも一人
ループのような同じ毎日の中に、老い、出会い、別れ、変化を見出していく
必ずしも誰かと寄り添うことが正解じゃない時代。デザイントイレのプロモーションから始まった本作だが、そのミニマムな価値観が独特。
外国人が見た日本というのも、様式美的な世界観でいい意味で生活感がリアルすぎない。
ほとんど会話のない映画で、平山のキャラクターを作った役所広司の功績
ヴェンダースが敬愛する「小津」の世界観を思わせる現代のおとぎ話