このレビューはネタバレを含みます
02/13/2024
うーん、なぜあんなにもトイレが綺麗なのか。居酒屋に毎日行くほどのお金があるのか。居酒屋、ランチのサンドイッチと牛乳、銭湯、毎朝のコーヒー。
Joan Didion の “Every day is all there is” という quoteを思い出した。
同じ日が1日としてないということ。
地に足をつけて生きるとは。
そして、1人で生きているわけではないからこそ、予想外のことが起こり、それに心が動かされる。
夢の描写が秀悦。
カサカサと鳴る木の葉と木漏れ日。
11人の物語のvictor 気になった。
それぞれの世界がある。
生きるとは、自分の物語を作ること、というと飛躍かもしれないが、自分の生活を作ること。
土井善晴さんの料理哲学を聞いているときと同じ気持ちになる。
丁寧に、集中して、息抜きして、自然を生きる。
東京を新しい目でみれた。
だけど、彼が聴いている音楽がようがくばかり(1曲を除いて)というのが気になった。
生きている限り、毎日日が昇る。
太陽の美しさよ。
生えている草 (雑草ともいえる。ほとんどの人にとっては雑草)を掬い、毎日みずをやって育てるというところにグッときた。