このレビューはネタバレを含みます
実際に起こった事件らしいのですが、勉強不足で知りませんでした。
ユダヤ教の子供が、実は子供の頃キリスト教の洗礼を受けていたことがわかり、親元から引き離される話。
引き離されたときが6歳とあって、案外キリスト教に染まってしまうんだけど…教皇が死んだとき一瞬だけ我に返ってしまったみたいな描写があって、実際にも葛藤の中で生きたのかなあと思いました。
信仰は人を救うはずなのに、ユダヤ教の人もキリスト教の人も、なんか救われるどころか振り回されてなーいー? と日本人の私としては思っちゃいますね。
教皇とイタリア統一の関係性とかもうちょっとわかっていたら、もっと楽しめたのかも。