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墓泥棒と失われた女神のbonjuiceのネタバレレビュー・内容・結末

墓泥棒と失われた女神(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

これまた不思議な映画で、思いつくまま書いていくのでまとまりないです。


追記)
音楽含めて、トーナリティーが不安定な感じか、Chimeraなのかもと思いました。もっと複雑で、もっと多元的なんですよね。

最初)

原題はChimera(やったと思う。調べてもない)ということで、「幻想」とかですかね。

予告編で完全にコメディだと思ってたんですが(邦題もな)、コメディって感じではなかったかも。

いやでも走るシーンとか早回ししてたりとか、変な音楽とか歌とか、変なシーンとか変なやり取りとかいっぱいあったので、コメディなのかもしれない…。(アイロンで布を2回焦がすとか。メタファだったりするのかな?)


最初の「お天道様が見てる」みたいなセリフがあってそういう映画かなと思ったけど、そういう映画だったのかもしれない(違うかもしれない)。

アバンタイトルの電車の中のやりとりが良くて、駅降りてからのカメラワークが良くて、きっと面白い映画だと思ったら、面白かったよ。

チーム墓泥棒とチームおばあちゃんの娘・孫が、同質のものとして描かれてたの面白かったな。
一方的な略奪(搾取)。

廃駅コミューンにチーム墓泥棒にいた女の子がいたのよかったな。スパルタコ(やったっけ)の姪もここにいたらよかったのに(女性が強い云々の話してたよね?てかあの時のカメラ目線とかすごかったな。しれっとあんなん入れてくるんよな…)。

アーサーは結局ここにも留まれず、別のチーム墓泥棒に入って閉じ込められて(多分死んで)彼女に再会してめでたし。

夢とかまぼろし(寝起きにも車にみてたよね)で赤い毛糸を見てて、その先にいる彼女をずっと切望してたわけで、アーサーにとっては墓泥棒は彼女を探す行為だったのかも。

でも墓を開き続ける限り、彼女には会えなくて、墓に入ることで彼女とつながる、という反転。
副葬品が見せる(見る)ためのものじゃないのと同じ。
外にあるのではなく、内にある。

また書くかも。
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