このレビューはネタバレを含みます
これまた不思議な映画で、思いつくまま書いていくのでまとまりないです。
追記)
音楽含めて、トーナリティーが不安定な感じか、Chimeraなのかもと思いました。もっと複雑で、もっと多元的なんですよね。
最初)
原題はChimera(やったと思う。調べてもない)ということで、「幻想」とかですかね。
予告編で完全にコメディだと思ってたんですが(邦題もな)、コメディって感じではなかったかも。
いやでも走るシーンとか早回ししてたりとか、変な音楽とか歌とか、変なシーンとか変なやり取りとかいっぱいあったので、コメディなのかもしれない…。(アイロンで布を2回焦がすとか。メタファだったりするのかな?)
最初の「お天道様が見てる」みたいなセリフがあってそういう映画かなと思ったけど、そういう映画だったのかもしれない(違うかもしれない)。
アバンタイトルの電車の中のやりとりが良くて、駅降りてからのカメラワークが良くて、きっと面白い映画だと思ったら、面白かったよ。
チーム墓泥棒とチームおばあちゃんの娘・孫が、同質のものとして描かれてたの面白かったな。
一方的な略奪(搾取)。
廃駅コミューンにチーム墓泥棒にいた女の子がいたのよかったな。スパルタコ(やったっけ)の姪もここにいたらよかったのに(女性が強い云々の話してたよね?てかあの時のカメラ目線とかすごかったな。しれっとあんなん入れてくるんよな…)。
アーサーは結局ここにも留まれず、別のチーム墓泥棒に入って閉じ込められて(多分死んで)彼女に再会してめでたし。
夢とかまぼろし(寝起きにも車にみてたよね)で赤い毛糸を見てて、その先にいる彼女をずっと切望してたわけで、アーサーにとっては墓泥棒は彼女を探す行為だったのかも。
でも墓を開き続ける限り、彼女には会えなくて、墓に入ることで彼女とつながる、という反転。
副葬品が見せる(見る)ためのものじゃないのと同じ。
外にあるのではなく、内にある。
また書くかも。