歴史の上に成り立った死ぬ価値があるほどのロマンチックな生と死、現実と夢のキメラ。
ばりばり去年見てすごく良かったんだけどアートが絡む映画ってめちゃめちゃ書きづらい。まあでも過去か未来、どちらかに行け…
昨年劇場で鑑賞、
幾つかのXのポストを見ていて気になっていました。後からジワります。
イタリアの歴史やら文化は解らないのであんな所にお墓がと思ってしまいましたがそんな事は関係無い。
最後は美しっかっ…
原題の『La Chimera』は、「幻想」や「妄想」、「手の届かない夢」といった意味とのこと。まさに言い得て妙で、本作で描かれるのは、人間の業とも言えるどうしようもなさ。
それでも本作が重苦しさに陥…
こちら(それはカメラかもしれない)を覗き込む女の顔があって、こちらから男が声をかけ、手を伸ばす、これが俺の失った女の顔かもしれない、降りそそぐ太陽の光を眩しそうに見返して、女が言う、太陽が追いかけて…
>>続きを読む2025 17
aftersunに通ずる仄寂しさを感じる作品 とても好きだった イタリアが舞台なだけあって茶目っ気のある演出が素敵で、愛らしかった ポールメスカルを好きになった時と同じような感じで…
まず冒頭のシーンから女性がたくさん出てくるのに目を奪われるし、その女性たちひとりひとりに込められた「実存性」(?)とでも言うべきものに感動する。画面に映るすべての女たちに血が通っている一方、主人公の…
>>続きを読むロルヴァケル監督の映画はノスタルジックに溢れ出て好き。今作も墓泥棒という、ロマンがある。享楽的な気質ってのはイタリアらしい。フェリーニの映画っぽく、歌と踊り、唐突に挿入される町中のパレードが印象的。…
>>続きを読む魂との交信を彷彿とさせる作品。
(1) 女神というシンボルからして、多層的なアレゴリーにより組み立てられていることは、容易に想像がつく。ただ、自分は、それらを十分に読み解くだけの教養を持ち合わせて…
© 2023 tempesta srl, Ad Vitam Production, Amka Films Productions, Arte France Cinéma