人を信じるな。たまには人を信じてもいい。田舎で過ごしたら終わる。いや、誰もが死に向かって過ごしている、だから日々のどの出来事も意味がある。
そんなことを同時に語る。どれもこの世界の一側面であり。
『雪の轍』も面白かったしトルコに行ったことがあり興味があり、観た。ぐったり。しかし、冗長性こそが、物語的創作物の醍醐味だとしたら、これ以上のものはないのではないか、とも思う。(実際に訪れたイスタンブールとカッパドキア行く途中の村を比較して考えたり。)
主人公のことそんなに嫌いになれない。クズとも言い切れない。わかりやすい物語に回収させるならシンプルにやなやつなんだろうけど、主人公だけがやな部分があるわけじゃないしさ。どの人物も人間らしく、「平等に」好きになれないのよ。そこがこの映画のいいところ。
東京育ちの私も東京以外を語る時、無意識にやなやつになってそうだな。受け取る側にもよるけどね。
とても文学的だった。
後半の、今村昌平的な演出は何の意図だろう。人間が自分のものと思っている意思や行動、そんなんすべてがつくりものやぞ、とか?
会話劇のお勉強になりそう。
こんなに長い必要あるのかなあ?とも思うが、雪の轍も似たようなぐったりだったし、観客にぐったりを与えるために、この時間が必要なんだと思った。
紅茶(チャイ)がたくさん出てくる。確かにトルコに行った時は、あの容器で一日3杯くらい飲んでいた。