今年のパルムドール。今の自分が求めている人生の道標になりそうな言葉と沢山出会えた作品だった。
「必要なのは「決める」ことだと思う。」というMargeのヒントを、11歳のダニエルが自分なりに解釈して、苦しみの末に辿り着いた決断、尊かった。。強い。強くなってしまった。悲しいかな、ものすごい成長をさせてしまった。皮肉にも、サンドラがどこかで言っていた「1秒でも長く子どもでいられるように」という願いの真逆に。最後のハグのカットはそれを象徴してるよね。包むと包まれるの逆転。長尺の録音を暴かれた日の帰りの車の涙、沁みたなぁぁ〜〜。私この主人公好き。人間くさくて。判決が出た瞬間のダニエルの表情も素晴らしかった。
まさに、ダニエルが最後言ってたような「事実の解釈に至るまでの人間たちのグルグルした感情とその発露」の方に私は興味がある。巧みなトリックで明快スッキリなカタルシスには心を揺さぶれない。こういうテーマの方が好きなんだなーと改めて思った。配信楽しみ〜
ヤンくんとめちゃくちゃ喧嘩して拗ねて映画館に行ったんだけど、この映画見たら仲直りできた