人生ベストに持っていきそうになるくらい良かった。
窪田正孝の、子どもみたいな、距離感が「異常」な可愛さと、
佐藤浩市の、感情と感情の隙間を埋めるような絶妙な芝居に心をガッチリ掴まれ、
池松壮亮の、周りが見えなくなるくらいの真っ直ぐさと、
若葉竜也の、ジトっとしてたのにどんどん素直になっていく可愛げ、
そんで松岡茉優のリアリティ。
全員いとおしかった。ここまで揃いも揃って、個性的でありながら魅力的なキャラクターが並ぶ物語はなかなかないと思う。
「ハグは存在の確認」がキーワードになってるんだけど、見終わったあとに居酒屋で感想を語り合ったあとの別れ際、知紗子が「ハグしよう」と言ってきて、吉祥寺の駅前でハグしたの可愛すぎた。この映画見た後、一緒に見た相手に「ハグしよう」って言える29歳あんまいないと思うよ。可愛いね。
