このレビューはネタバレを含みます
客観性を重視する裁判の様子とその中でも親との繋がりに向き合う子どもの心理描写の対比
主観と客観の狭間で親子の感情や関係性がぐちゃぐちゃになっていく
裁判は社会の自浄作用としては当然必要なものだが、それによって困難を迎える親子の胆力が結果的に試されることとなるのは観ていてつらい
親子関係も踏まえて、母親が被告人の裁判でどういう立場で発言をすべきか悩んだ末に自分なりの答えを見出す存在として、脚本の中での息子の存在がでかいが、こんなに聡明な子どもは映画の中でしか見ない気もする