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落下の解剖学のペインのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.5
本作の女性監督ジュスティーヌ・トリエが挙げたFavorite Films、『イタリア旅行』、『ある結婚の風景』、『赤い影』、『アイズ ワイド シャット』、『ラヴ・ストリームス』、『ファントム・スレッド』、『フレンチアルプスで起きたこと』、『ゴーン・ガール』…って、絵に書いたようにわかりすいラインナップ!笑。

アリ・アスターとかクリストファー・ノーランも然りだけれど、全部ご丁寧に教えて頂けるのは非常にありがたいですね😂

本作、観ればわかりますが、これら倦怠カップル・家族映画のエッセンス詰まった幕の内弁当みたいな感じです。逆に言えば“幕の内弁当”が故に、上記作品群と比べると、全体として1つ1つの要素を取り出すと“薄味”には感じられるかもしれない。ただその分、非常に間口の広いバランスのとれた作品でもある。

流石に120分以内には収められたかな…とは思いつつ、好きなジャンルの系譜の作品ではある…うん。

P.S.
50セントの曲を女性蔑視とdisったかと思えば、犬の名前がスヌープ(ドッグ🐕️)笑。『ありがとう、トニ・エルドマン』同様、主演女優ザンドラ・ヒュラーは文句無し!ですね。同じく主演した5月公開の『関心領域』(我らがジョナサン・グレイザー監督💯)に、より一層の期待を👮
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