冒頭、明るい音楽とともにフランス郊外の山小屋風の暮らしを見て、木の家っていいな。って憧れていたら...お父さんが3階から落下
自殺か他殺か事故なのか真相は闇の中だが、どうにか裁判で「真実」をこじつけていくような法廷ミステリー
どこの家庭にもある夫婦間のいざこざのようにも見える。妻の小説家としての才能への嫉妬が拍車をかけている。そんななか鬱状態の夫に自殺でもされようものなら、おいおいやめてくれよって思ってしまうのだろう。
長い裁判シーンは見応え十分だが、どこまでが客観でどこからが主観なのかがわからなくなる
それにしても、あんな小さな子どもに親の「不倫」とか「自殺」とかを直視させるのはなかなか心が重くなる
最後の少年の証言は文学的ではあるけど、判決を動かすほどの客観性を持ち得ているのだろうかは疑問だ。
イケメンの弁護士と母親がちょっっと「いい仲」
で、おいおいって感じだ。
エンディングを迎えても、どうにもモヤモヤが晴れない。
結局、少年と犬がかわいいという私の主観がすべてに優った。