えいが山

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーンのえいが山のレビュー・感想・評価

2.5
窮地に追い込まれた時に、超能力を発揮して相手をやっつけるっていう設定がまずズルい。ああ、超能力出るんだろうって先が読めちゃうから。ストーリーもいつの時代の映画だよってくらいのB級感。にも関わらず最後まで見ちゃうのは主演の女の子がかなりクールでいいからです。夜の街へエスケープした彼女のスナック菓子やハンバーガーの食べっぷり、飢えた目つきが切実で、何か食わしてやりたいと心が動かされます。この超能力少女の不思議な魅力にやられちゃう男子が劇中3人登場する。警察官と、DJのおにいちゃんと、小学生。3人ともいいキャラで特に小学生が終盤にある奇策を打つんだけど、これが男らしくて、かっこよくて、米国版の「勧進帳」と呼びたい。
不景気なニューオリンズの夜、音楽、Tシャツの着こなしがよかった。
えいが山

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