えいが山

哀れなるものたちのえいが山のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
女性とは人生とはこうゆうものだという1つの寓話。ベラは冒険したいのだ、世界を見せてくれる男、身体の悦びを教えてくれる男についていこうとするが、学びを得ることで男の浅はかさに気がつき、経済的に自立することで自分で”選べる”ということを知る。抑圧から解き放たれることの何と素晴らしいことか。ゴッドとベラの「父娘」関係もいい。複雑かもしれないが、理想的だ
画づくりのほうも18か19世紀の西洋を舞台に近未来風のかわいい仕上がり。映画じゃないと表現できないことをやり切った傑作
エンドロールのスチールまで美しくて席を立てなかった。
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